この世界の向こう側

「なぜヒトは不倫をするのか問題」を身を持って実証します

とうとうこの日が。

過去のことをチンタラ書いてるうちに

急遽、今日彼と会うことになった。

次に会えるのは4月かなと思ってたから

なんの準備もできてない。。。

どうしよう。

限られた時間に、最小限のリスクで会うために、

お互いの意見が一致して、ホテルに行く。

もう引き返せません。

 

眠れなかった夜が明けていく。

新たなステージの幕開け。

覚悟を決めないと。

 

彼との出会い part3

彼との出会い part2 - この世界の向こう側

から続く

 

彼が異動すると聞いてからの私は、

どうにかして個人的に連絡を取り合えないか、

そればかりを考える日々でした。

 

もちろん、彼はお客さんなので顧客情報としての登録があり、

電話番号やメールアドレスなどの連絡先は簡単に分かります。

でも、仕事上の連絡などないのに

一方的に連絡を取るなんてことはできません。

ええ、真面目なのです。わたくし。浮気してるくせに。

 

いくら顔見知りになって言葉を交わすようになったとはいえ、

彼は私のことをよく利用するホテルのフロントの人、としか思ってないでしょう。

このご時世、いろんな人がいらっしゃいますので、

彼がもしちょっとおかしな人だったとして

「フロントの女から誘惑された」

などと勤務先にバラされる可能性だって否定できません。

いろんなリスクを考えていると、

彼に会った時に一言、

「個人的に連絡してもいいですか?」と言うのが一番だという結論に達し、

彼から予約が入るのを今か今かと待っていました。

 

2月から異動、と聞いていたので、

1月中に来なかったらもう終わりだ、と毎日焦っていた1月の終わり頃。

奇跡的に彼から予約が入っていました。

小さくガッツポーズ。

「今日伝えないともう会えないよ」

自分に言い聞かせ、彼がやって来るのを待ちました。

もうドキドキです。

 

例によってこの日も、彼は私の立つフロントにきてくれました。

ホテルの精算は前払い制。

彼はいつもカード払いなので、差し出されたクレジットカードを受け取ると

緊張しながら操作をしました。

言わなきゃ言わなきゃ、、、

カードの控えを渡しながら、思い切って切り出しました。

もちろん、周りに他のスタッフやお客さんがいないことを確認してから・・・

 

「2月から異動ってことは今日で最後ですか?

メールとか送ってもいいですかね?」

やっとの事で言ったセリフがこれ・・・我ながら恥ずかしい・・・

彼はびっくりしたような様子でした。

その様子に、もしかしたら心配してたクレーマーの部類の人なのか?と一瞬不安になりましたが、

どうやら意外な私の申し出にただ驚いただけのようでした。

「あ、いいですよ」

みたいな返事だったかなぁ。

緊張しすぎていて詳細は思い出せませんが、

これで彼に個人的に連絡できる下地は整ったってわけです。

 

part4に続く

 

彼との出会い part2

彼との出会い part1 - この世界の向こう側

から続く

 

あれは確か12月の半ばのこと。

地元で毎年恒例のマラソン大会があり、

家の近所がコースになっているということもあり、

私は子供と一緒に家の近くの沿道に出て

ハーフマラソンの応援をしました。

私自身、いつかマラソンをしたいなと思っていたこともあり

志気を高めるために行ったような感じです。

数千人?の方々が走るのを羨ましく思いながら

「頑張って〜 頑張って〜」と子供と共に見守っていました。

 

その数日後。

勤務先のホテルに彼がやってきました。

もうすっかり顔見知りになっていた私たちは

いつものように「どうも〜」と言葉を交わしたのですが、

彼が突然「マラソン大会の時いました?」と聞いてきました。

どうやら、彼はその大会のハーフに出場し、

走っている時に、沿道にいる私を見かけたらしいのです。

 

ランニングを始めたい、いつか大会にも出たいと思っていた私は、

ハーフを走る彼に尊敬の意を抱いたのはもちろん、

「走りながら私のことが分かるなんて!」という気持ちが

「私を見つけてくれた!」という気持ちに変換され、

一気に親近感が増した、というわけです。

 

その後のカウンター越しの会話は必然的に増え、

「ちょっといい雰囲気のヒトだな」と思った第一印象も手伝ってか、

私の気持ちは、ちょっと特別なお客さん、になって行きました。

 

とはいえ、この段階ではまだ

お客さんとスタッフという関係以上のことを望むなんて意識は毛頭ありませんでした。

ランニング、という共通の話題ができ、

いつもの会話がもっと弾むようになったので嬉しいなぁと思うようになったくらい。

それに大きく変化が生じたのは、1月の半ば頃。

彼から「2月から異動になると思います」と聞いてからでした。

 

当時の彼は、私が住む町に車で片道1時間ほどかけて通勤しており、

飲み会などで帰れない夜に、私の勤めるホテルを利用していたのです。

異動先は、彼の住む町に近い都市。

となると、

もう彼がこのホテルに来ることはなくなるだろう、

そう思った途端、一気に寂しさを覚え、

どうにか個人的に連絡を取り合いたい、

という思いがムクムクと込み上げてきたのです。

 

彼との出会い part3 - この世界の向こう側

に続く

彼との出会い part1

彼と出会ったのは、私がパート勤めをしているビジネスホテルでした。

彼はそこのお客さん。私はフロント係。

 

私はそこで働き出して2年目、

彼はそれよりも前からこのホテルを利用していたようですが、

私の頭の中にある常連リストにはないお客さんでした。

 

去年の秋頃だったでしょうか。

入室されたお客様からフロントに、

「部屋の電気が薄暗いんだけど・・・」という電話がかかってきました。

そこのホテルでは、

電話を受けたスタッフがお客様の要望に対応する、

というルールになっていました。

なので、その電話を受けた私は、

「すぐに参ります」と一人でそのお部屋へ行きました。

 

(数年前、某女優さんの息子が起こした「歯ブラシ持ってきて事件」以降、

お客様のお部屋へ行くときはスタッフ2人で行くように、

という決まりでしたが、そんな悠長なことをしていられないほど人手不足です)

 

その部屋のお客様が彼でした。

「あ、ちょっといい感じの雰囲気のヒト・・・」

とチラッと思ったことを覚えています。

彼が訴えた部屋の明かりは本当に暗く、明らかにホテルの不備。

「違うお部屋をご案内します」と言って、すぐに別の部屋に案内しました。

こちらの不備で面倒をかけたにも関わらず、気さくに話をしてくれ、

この出来事がきっかけでお互い顔を覚え、言葉を交わすようになったのでした。

 

と言っても、彼の利用は月に数回。

チェックインの時には他のスタッフのところには行かず

必ず私のところに来てくれるようにはなりましたが、

フロントのカウンター越しで

チェックインの手続きをしながら少し世間話をする程度です。

他の常連さんとのやりとりも似たような感じなので、

私の中では、

たくさんいらっしゃるお客様のうちの一人、

という認識しかなかったのですが、

そのうちに私の気持ちに変化が生まれました。

 

彼との出会い part2 - この世界の向こう側

に続く

このブログを作った理由

どうも、初めまして。

私は、夫と3人の子供を持つ、ごくごく平凡な主婦、

昨年40代に突入しました。

山に囲まれたとある地方都市で、

私の両親、祖母と共に、私の実家で暮らしています。

3世代(4世代か!?)8人家族。

ま、田舎ではそう珍しくない家族構成です。

 

なんていたって普通の主婦なんだ!と自分でも思いますが、

ひとつだけ、

人に言えない秘密を挙げるとすれば

現在絶賛不倫中、

ということくらいでしょうか。

 

「思いをぶちまける場所が欲しくなった」

「書くことで自分の気持ちを整理したくなった」

「彼とのやりとりを記録したかった」

「自分の気持ちがどう変化するかを観察していきたい」

「ヒトはなぜ不倫をするのか、という人類永遠のテーマに立ち向かってみたかった」

 

このたびのブログ開設理由を具体的に言うとこんな感じです。

 

不倫は孤独。

誰かにこの想いを聞いてもらいたくても

バレたらTHE END、修羅場が待っていますので、

リア友に話すのも慎重にならざるを得ません。

 

でも想いは募るばかりなり。溜め込んでたらおかしくなりそう!

というわけで、これからココでひっそり、

平凡主婦の赤裸々な心情を綴らせていただきたいと思います。

 

あ、不倫不倫言ってますけど、

現時点では体の関係はありません。

彼との交流が始まって約3ヶ月。

毎日欠かさずメールのやりとりをしており、

2人だけで2度ほど会いました。

1ヶ月に一度会えればいい方な環境な中、

お互いの気持ちの確認はできており、

次に会えた時は一線を超えてしまうかも?

という、緊張感あふれる現状です。

この、一線を超えるかも?というドキドキ感が、

ブログ開設への後押しとなったのかもしれません。

ホントは、もっと初期の段階から自分の心情を綴っていきたかったのだけど・・・

 

まぁ詳しいことはこれから追い追いお話しするとして。

今日のところはここまで…

また次回お目にかかりましょう。